ロトルクが高機能新型デジタルスマートポジショナをリリース

2020年4月22日

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ロトルクが高機能新型デジタルスマートポジショナをリリース

新型デジタルスマートポジショナはあらゆる市場に適しており、精密な診断が必要な調整弁やオンオフバルブのアプリケーションに使用することができます。本ポジショナは化学または石油化学プロセスの超重要アプリケーションに最適です。

空気式スマートポジショナYT-3700及びYT-3750はバルブ開度、設定開度に対する時間ごとの開度、時間ごとの内部回路基板の温度を連続監視し、表示します。

YT-3700及びYT-3750は、動作タイプはリニア及びロータリーから選択することができ、また、動作方式は単動と複動から選択することができます。。

バルブ診断情報はNE107準拠のシンボルマークで表示されます。また、HART 7通信プロトコルを標準搭載しており、設定や現場機器との通信はHART通信にて行います。試運転調整は新たに機器を用意しなくても現場で実施することが可能です。現場用ディスプレイの表示は見やすく、また、4つの押しボタンで画面を操作することができますので、非常に扱い扱いやすくなっています。

本ポジショナの充実した診断機能により、時間ごとの開度を監視したり、デバイス記述ファイル(DDファイル)やデバイスタイプマネージャーファイル(DMTファイル)を利用してグラフ表示することができます。さらに、バルブのシグネチャの収集、高度なステップ試験、部分ストロークテスト(PST)等は、現場・遠隔を問わず、実行することができます。高周波数のバルブ及び長期使用を想定して、自動調節機能と非接触型センサーを内蔵しています。

本ポジショナは定常偏差分析機能を備えているため、バルブやアクチュエータの摩擦、空気の漏れ、供給圧力不足を検出することができます。偏差タイムアウトアラームは、目的の開度と実際の開度との差が予め設定しておいたアラーム発報値を、設定時間より長く継続して超えた時に発報します。

YT-3700レンジは、緊急遮断(ESD)システムのオンオフアプリケーションに適合するよう、バルブのシグネチャや部分ストロークテスト等、オフライン診断機能を備えています。

YT-3700及びYT-3750は、いずれもATEXまたはLEXIEXの適合認証を取得しており、-55℃までの温度下での操作が可能です。

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