ロトルクが巨大FPSOのHVACシステムの信頼性を向上

29/10/2015

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ロトルクが巨大FPSOのHVACシステムの信頼性を向上

アンゴラのブロック17沖合油田で操業を続けるTotal社の船舶CLOV FPSO(※FPSOとは浮体式生産貯蔵積出設備を意味する)号は、乗組員の快適性や安全性は勿論、PLCや関連する重要制御システムに安定した動作環境を提供することにおいても、HVACシステムに依存しています。

このアプリケーションでは、キャビン、オフィス、支所、PLCルーム等、大型船船内設備の空気の質と通気性を維持するため、非常に高い精度が要求されます。温度を正確に制御し、空気供給を一定にする必要があるため、エアハンドリングユニット(空気調和機)や冷却水供給にアクチュエータが必要となった際は、ロトルクの調整弁用アクチュエータ(CMA及びCVA)が選定されました。

ロトルク南アフリカのエンジニアは、CLOVのHVAC保守チームと協力して、Total社のCLOVの海中仕様に合ったアクチュエータを新たに設置し、試運転調整を行いました。このアクチュエータは既存の4-20mAの制御信号で作動し、再現性及び分解能が0.1%という高い再現性と精度で、バルブの位置制御とフィードバックを行います。アクチュエータの設置後、CLOVより「HVACシステムは100%の効率で作動しており、故障もありません」との報告がありました。

ロトルクは、南アフリカの子会社と、アンゴラにあるその代理店を通して、長年、Total社の沖合及び陸上の両プロジェクトに関与してきました。400台以上の過酷条件用空気式アクチュエータ(CP及びGP)を提供し、CLOV号のプロセスプラントの大部分に設置しましたが、その大部分には、通常の使用状況での発火を抑制したり、タービンの排気口から熱を回収したり、また、ベントガスを回収することにより、環境への影響を制限する役割を担っている箇所も含まれていました。

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